<なぜ「理数」専門なのか?>
~深刻な日本の「理数離れ」問題と次世代を担う若者の育成~
企業が理系人材を求める一方で、子どもの理数離れは年々進み、工学部志願者は一時期より4割も減っています。
優秀な人材が育たず、次世代の技術者不在に危機感を抱く経営者も多くいます。
また理系に限らず、厚い壁にぶつかったときに問題解決力が貧弱で合理的な解決策を打ち出せない、新しいものを創り出せない若者が増えていると企業が感じていることも事実です。
参考文献:「科学技術立国を担う人材育成の取組と施策」「理科系人材問題解決への新たな挑戦」
(ともに公益社団法人 経済同友会報告書)
(経済同友会:日本の企業経営者の団体で、日本経済団体連合会、日本商工会議所と並ぶ「経済三団体」の一つである。)
社会で求められる「問題解決力」は論理的思考力と創造的思考力が支えています。
その論理的思考力と創造的思考力を養うのに一番良いといわれているのが、
実は、算数(数学)・理科の勉強なのです。
簡単に言えば、大人になったときに問題解決力のある優秀な人材になるためには、
子どものときに算数(数学)や理科の勉強を通してトレーニングをしておいた方が良いということです。
「科学技術・イノベーション立国日本」を支えていくこれからの若者たちに、
障害を乗り越えるための強い力を身に付けさせることが、私たち大人の責務だと考えています。